AI検索で会社名を一度入力するだけでは、顧客が依頼先を探す場面の見え方はわかりません。指名の質問と、地域・サービスを組み合わせた質問を分け、条件と回答をそのまま記録します。調査を改善へつなげるための手順を整理します。
指名・比較・課題解決の質問を分ける

同じ会社を対象にしても、会社名を知っている人と、依頼先を探している人では質問が変わります。調べたい場面を先に定義します。
| 項目 | 確認・実施する内容 |
|---|---|
| 指名確認 | 会社名、所在地、サービス内容など、既に知っている会社の確認。 |
| 比較・検討 | 地域と依頼条件を含め、相談できる会社を探す質問。 |
| 課題解決 | 困っている業務や集客課題に対して、手順や支援方法を探す質問。 |
例えば「金沢で記事制作と既存サイト改善をまとめて相談したい」という質問は、依頼条件を含む観測の例です。実際に回答へ掲載されていることを示すものではありません。
観測結果の評価方法も決めておくには、AIO対策の効果をどう測るか|流入と回答の観測を分けて考えるをご覧ください。
質問全文と確認条件を保存する

質問を少し変えただけでも比較条件が変わります。後から別の担当者が読み直せるよう、省略せず残します。
| 項目 | 確認・実施する内容 |
|---|---|
| 質問 | 入力した全文と、追加質問があればその順番を保存する。 |
| 条件 | 確認日時、サービス名、確認できるモデルや検索機能、ログイン状態を記録する。 |
| 回答 | 回答本文と、表示された出典・参照URLを保存する。 |
| 確認結果 | 会社・サービスの説明が正しいか、誤りや不足を記録する。 |
画面の一部だけを切り取ると、質問や条件がわからなくなる場合があります。記録の公開範囲と、画面・回答の取り扱いも利用サービスの条件に合わせて確認します。
観測票に残す項目のひな型
以下は説明用のひな型です。自社の対象・資料・確認体制に合わせて書き換えて使います。
確認日時・タイムゾーン: AIサービス・表示されたモデル名: 質問の全文・追加質問: 利用条件(ログイン、地域、検索機能等): 回答の原文・保存先: 自社名の記載・自社URLの引用: 回答に示された参照URL: 事実との違い・確認した公式情報: 再確認が必要な点:
確認する手順や条件は、AI検索で会社情報が間違っているときに確認したい公式情報も参考になります。
観測結果をページの改善候補へ変える

自社が紹介されなかったことだけを、サイトの不具合と断定しません。まず、公式情報に不足や不整合がないか、質問に答える材料があるかを確認します。
| 項目 | 確認・実施する内容 |
|---|---|
| 基本情報 | 会社名・所在地・提供サービスの表記が揃っているか。 |
| 依頼条件 | 対象業務、対応範囲、費用の考え方が本文にあるか。 |
| 根拠 | 仕様、実例、資料、確認日などを参照できるか。 |
| 再確認 | 修正内容と日時を残し、同じ条件で再観測できるか。 |
改善した後も、掲載・引用はサービス側の判断です。報告では、確認した事実、実施した作業、まだわからない点を区別します。
自社のサイト・業務への当てはめに迷ったら、AIO対策の進め方を相談するからご相談いただけます。
AI検索の観測票と記入例
実務資料の追加:2026年11月2日/作成:CommunityCreate合同会社
そのまま複製して使える観測票を用意しました。「会社名が出た」「自社URLがリンクされた」「説明が正しい」を別の欄へ記録する構成です。GoogleのAI機能と、他社サービスでの観測は分けて保存します。
AI検索の観測・再確認票をダウンロード(ZIP・無料・登録不要)
ZIP内のHTMLをブラウザーで開いて記入し、「印刷」からPDF保存できます。入力内容は自動保存・送信されません。長文は別紙に記録してください。
質問の作り方:金沢・石川県の事業者を想定した例
以下は質問設計の例です。実際のAI回答や当社の掲載実績を示すものではありません。質問を変更したときは新しい質問IDを付け、以前と同じ質問として集計しないようにします。
| 質問ID・区分 | 入力する質問の例 | 照合する公式情報 |
|---|---|---|
| Q01・指名 | CommunityCreate合同会社はどこにあり、どのような支援をしていますか。 | 会社概要の所在地、名称、サービス一覧。 |
| Q02・比較 | 金沢でSEO対策を依頼したい。既存サイトの改修と記事改善の担当範囲を比較するには、何を確認すればよいですか。 | 提供範囲、納品物、役割分担、見積条件。 |
| Q03・課題 | 石川県の企業でAIを問い合わせ分類に使う前に、どのような試行と確認が必要ですか。 | 対象業務、確認担当、例外時の戻し方。 |
一行の観測に、最低限残す組み合わせ
- 質問ID・質問全文・観測日時とタイムゾーンを記す。
- サービス、表示されたモデル名、検索機能、ログイン・地域・言語など確認できた条件を残す。不明な項目は不明とする。
- 回答原文と参照URLの保存先を記す。回答を取得できなかった試行も残す。
- 社名の言及、自社URLへのリンク、公式情報との相違をそれぞれ判定する。
- 改善候補と修正日を記録し、同じ質問・条件で再確認する。
会話履歴やパーソナライズの影響を完全に固定できない場合も、その限界を記録します。一回だけ都合のよい回答を選んで成果にせず、観測計画で決めた試行をまとめて扱ってください。
集計する場合は、分母と取得失敗を分ける計算例も確認してください。GoogleのAI機能についてはGoogle公式のAI機能とウェブサイトを参照し、通常のSEOと情報の整備を土台に改善します。
よくある質問

依頼や社内での実施を検討するときに確認したい点です。
| 項目 | 確認・実施する内容 |
|---|---|
| 会社名が出た回数を足せばよいですか? | 質問数や条件を揃えない単純な合計では比較しにくくなります。回答の内容と正確さ、出典も合わせて確認します。 |
| 非表示だった回答は残さなくてもよいですか? | 選別すると観測の偏りが生じます。調査対象にした質問は、掲載の有無を含めて記録します。 |
個別の条件は、対象業務と資料を確認してから判断します。
相談前に整理すること

顧客の場面を表す質問を選び、全文・条件・回答・出典・確認結果を一組で保存してください。単発の表示を継続的な実績に置き換えないようにしましょう。
| 項目 | 確認・実施する内容 |
|---|---|
| 対象 | 対象サイトや業務と、困っていることを共有する。 |
| 材料 | 利用できる資料と、公開・入力できる範囲を整理する。 |
| 分担 | 社内で担当できる作業と、依頼したい作業を分ける。 |
CommunityCreateでは、必要な調査・制作・実装・運用の範囲を整理してご提案します。



